ラヴィ・ド・ボエーム

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help リーダーに追加 RSS しょっぱいチョコレート

<<   作成日時 : 2006/02/07 02:35   >>

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映画を観た帰り、大好きなデパ地下に寄り道をした。お気に入りのパンを買い、ぶらぶらとあてもなく歩くと、フロア中央にイベントスペースがあった。そこは華やかにデコレーションされたチョコレートショップの数々。魅惑的な甘い香りがたちこめていた。そういえばバレンタイン・デーはもうまもなくである。

ここ数年の高級ブランドチョコレートの台頭は、目を見張るものがある。銀座、新宿、六本木。「そこにしかない」チョコレートを求めてご婦人方の行列があとを絶たないという。かく言う私もご多分に漏れず、かねてから銀座の「ピエール・マルコリーニ」のチョコレートパフェに焦がれている。しかし、当然訪れるのは週末の仕事が休みの日であり、いつ行ってもお店の前には長蛇の列。そして並ぶのが嫌いな私は一向にそれを口にすることができない。想いはつのるばかりである。

殿方へのプレゼントとしてチョコレートを選ぶとき、女性は本当にショップからショップへ歩いて、悩んで、また歩いて、一番美味しそうなものを選ぶ。義理チョコはすぐに決めることができるが(予算と人数が決まっているので選びやすい)本当に好きな相手に贈るものは大変である。
ある友人が憤慨していた。かなりの高級チョコレートをプレゼントしたにも関らず、お相手は「明治チョコレートの方が美味しい」と、のたまわったそうである。
確かにその価値を解ってもらえそうな相手でないと、このようにカナシイ想いをすることになるやも知れない。

チョコレートにまつわる忘れられない想い出。
それは小学校3年生のバレンタイン・デーまで遡る。クラスの女子全員で、男子全員にチョコレートをあげることになった。それぞれが好きな男の子にあげるのでは当然偏りが発生するので、確かくじびきか何かで誰が誰にあげるかを決めたのだと思う。その時の緊張感ははっきり覚えている。私はこころの中で(誰にも秘密だったから)、「やっちゃんに当りますように!」と神様にお願いしていたのだ。しかし、そううまくはいかない。私のプレゼントの相手は、「サトウクン」であった。

さて、度胸のない私は結局これとは別に、本命チョコレートをあげるなどという芸当はできるはずもなかったのだが、クラスの仲良しのちーちゃんは、そのおとなしい性格から思いもよらなかったのだが、それを用意していた。しかし、勇気を出して渡そうとしたら相手は冷やかす周り男の子の手前、受け取ってくれなかったと彼女は半べそである。私を含む数人の仲良しグループは憤慨し、友情を発揮した。
「一緒に相手の家まで行ってあげる!」

私はばかみたいに、やっちゃんの家の玄関の前に立っていた。
友人の一人がピンポンを押す。
「はあい。」と美人のお姉さんが出てきた。本人を呼び出してもらう。
おずおずと彼が私たちの前に現れた。私の意識の遠いところでみんなが彼を責めている。
「ちーちゃんが可哀想でしょ!」少女たちの正義感は猛烈である。
その後どうなったのか、どんな風に解散したのかなどの記憶は、何故か全く無い。自己防衛で自ら記憶から抹消したのか?

そして報われなかった「美少年」やっちゃんへの初恋は、その後の私の「面食い」人生を方向付けた・・・といって、過言ではない。
しょっぱい、しょっぱいチョコレートの想い出である。






















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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
初☆コメントです。
先日、叔父のお誕生日パーティーのお返しに、『ピエール・マルコリーニ』のチョコを頂きました。
チョコパフェじゃないですけど。
チョコレートもワインや葉巻のように“嗜好”の時代ですね。
OLサンが“自分の為に”一粒数千円のチョコを購入する時代。
不景気なんだかバブリーなんだかわかんないですねー。笑
それにしても、昔のドキドキバレンタイン“おもひで”はいつまでも
忘れられないものです。今思うと私は『面食い』じゃなかったなぁ。爆
今は竹野内クン一番☆なんですけど・・・。
シモマイ
2006/02/08 02:20
シモマイさん
コメントありがとうございます。お〜ピ、ピエール!実は私はベルギーの有名店「デルレイ」のチョコレート、とうとう自分のために買ってしまいました。5個入で2500円也。ちなみにダイヤモンド柄です。
そして蛇足ですが現在のお気に入りは岡田准一くんです。
emmy
2006/02/08 23:11
emmyさん、私もありましたよ!中学の時。親友がチョコを渡すのに協力したこと、そしてその相手が自分のひそかな片想いの相手だったこと...
なぜかあの頃って、親友と同じ人を好きになるんですよね。
今にして思えば、当時はカッコイイ男の子ってそんなにいなかった(!?)から、バッティングするのも仕方がないんですけど。
ところで、バレンタイン前のこの時期、私が嬉しいのは札幌「ロイズ」の生チョコが東京のデパートでも買えることです。今年も買わなければ。
ピエールマルコリーニのパフェ、いつかまた挑戦しましょう!
りっきーまま
2006/02/09 17:57
りっきーままさん
そうなんです、バッティングするんです!チョコレート事件の頃、席替えの時に「女子が好きな男子を隣の席に選んで良し」という素敵なチャンスがありました。今ならきっと問題視されるのでしょうが、当時は無邪気にのどかに女子が男子を取り合っておりましたよ。当然やっちゃんは3人の女の子に「まんがみたい」にひっぱられてました。(笑)
で、ピエールは是非是非!
emmy
2006/02/09 22:30
emmyさんにご提案です。
「有休」とゆーやつ、溜まっていませんかー?
たまには平日に休んでしまいましょうよ!?
「昼休み」時間を外した遅い目のランチタイム、時間を気にせずおしゃべりに没頭してる大勢の女性(主婦?)に、「世の中思いの外平和!?」ということを思い知らされます。
なんとなく羨ましいような、でもなんとなく普段の自分が誇らしいような、土日にはない、なんだか特別なものを感じることができますよ。
他人が休んでいる時に働くのは憂鬱ですが、その逆は楽しいです(笑)。
優雅な主婦?の友達でも誘って、にわかマダム気分で、念願の美味しいパフェをほおばりながら、「皆は今頃あくせく働いてるのねー、オーッホホ」、、、なんてゆー休暇はいかがでしょうかー?
土日にカップルばかりの行列に並ぶことと比べたら、すごく幸せ感じられると思いますわ!
emmyさんがやらなければ、私がやろう!
オーッホホ!!
CaffeLatte
2006/02/11 22:07
CaffeLatteさん
「有給休暇」!。溜まってるどころじゃないですわ。ひと月は軽く休めます。(笑)怪我とか病気とか、ほとんどネガティブな事由でしか消化したことがないので、そんな素敵なアイデアは思いつきませんでした。ご提案の風景を想像しただけでわくわくします。来月あたり企んでみようかな…
emmy
2006/02/12 02:03

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